なぜ,この問題に答えなければならないのか

仮説の検証などのディスカッションの場で交わされるマッキンゼーとBCGの共通語が2つ存在する。それは「Why?」と「So What?」だ。もちろん前者は「なぜ」という意味。後者については、「何を意味しているのか、何の示唆があるのかということ。」

中村史朗氏のコラムより.

気配りとは,相手に居心地の良さを提供するやさしさ

「気配り」には、「あれこれ気を使うこと」「手抜かりがないように注意すること」「心づかい」「配慮」など、さまざまな解釈があると思いますが、私は、「相手に居心地のよさを提供するやさしさ」だと考えています。

後田良輔氏のコラムより.

仕事の所要時間は2倍で見積もる

仕事の締め切りが破られてしまう最大の原因は、作業の所要時間に対する見積もり精度が低いからです。「頭に思い浮かんだ所要時間×2」を相手に伝えるという方法です。たとえば、報告書の作成を上司から頼まれた際、「2日もあれば終わるかな」と思ったら、その倍にあたる「4日で仕上げます」と回答するのです。メールを書いたり、電話をしたり、他にも庶務的な作業が必ず発生します。だから、見積もりにも余裕が必要です。もし、予測に反して本当に早く仕事が終わるなら、上司も喜ぶくらいで、他に問題はありません。

吉澤準特氏のコラムより.

意見を求められたら,提案を意見しよう

ビジネスの世界で「意見」といったら「提案」のことだと覚えておきましょう。反対されてこそ1人前の「意見」。「権力者のアイデアを前に進めるための新たな提案」をしましょう。社長からはイエスマンでもなく反逆児でもない、「前向きな意見を言える部下」と高く評価してもらえます。

鈴木鋭智氏のコラムより.

いろんなことにトライできる環境が大事

博士号を持っている人って、いわば“槍の名手”なんですよ。槍を使わせると、ものすごくうまい。ただ、そこから「オレ、こんなの考えたんだけど」と、鉄砲を持ってくる人は生まれない。鉄砲をつくる人が生まれるには、みんながいろんなことにチャレンジしている環境しかないと思っています。100万人くらいがトライしていれば、1人くらい面白いことを考える人が出てくる。だからみんながいろんなことにトライできる環境って大事だと思いますね。だけど失敗したときのコストが高すぎると誰もトライしなくなるから、やっぱり伸び悩んでしまう。

野本響子氏のコラムより.

ワクワク・刺激・短時間の集中!

労働生産性の向上は社員の大脳の働きによってのみもたらされるものであって、大脳が生き生きと活動する要件は、①楽しくてワクワクすること、②M&Aのように全く異質の組織や風土に直面して、びっくりすること(刺激を受けること)、③短時間に集中して仕事に取り組むこと、の3つしかない」と喝破していた。

出口治明氏のコラムより.

他社から市場を奪うのではなく,新しい市場を作れ

「うちは戦わない」という社長が多いことでした。ある社長は「ライバルを打ち負かして他人のものを奪っても、いつかしっぺ返しを食らう。会社を着実に成長させるなら、他社から市場を奪うのではなく、新しい市場をつくる戦略が必要」とおっしゃっていた。ブルーオーシャンを常に探すということですね。

松田悠介氏と藤沢久美氏のコラムより.