2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

象牙の塔に染まったんじゃねぇ...

大学や研究機関の「ポスドク」と呼ばれる任期付き博士研究者(ポストドクター)を採用した企業に,1人あたり480万円支給――.科学技術振興機構が29日,対象企業の募集を始めた.不安定な立場のポスドクの就職を促すための緊急措置だ.文部科学省の事業…

やっぱり義が根底に

現在,グローバル企業に求められている社会的責任の概念が,すでに250年以上も前から日本には存在していました.近江商人の「三方よし」の理念です.「三方よし」の精神は,日本全国を市場として,広域に活動した近江商人によって広められ,「売買当事者だけ…

歴史を学べば誇りも持てる

世界中が認める日本の強さの根幹は,国民の勤勉さだと思います.それは明治維新で見せた変革実行力や,第2次世界大戦後のめざましい復興力を見ても明らかなことでしょう. 特に若い人の自信のなさはどこから来るのだろうかと心配になります.私は日本の若者…

人件費が上がれば変わらなきゃ

米国ではクライスラーに続き,GMが破産法の適用を申請した.しかし,経営破綻に至らずとも,いずれGMは縮小せざるを得なかったと思う.ハイブリッドのような高度の技術を使う車以外,生産コストでは新興国にかなわないからだ.労働コストの高い米国はす…

人が減ればCO2も減る

製造業各社が魅力ある製品を開発し,国際競争力を高めれば輸出はまだ増える.そうなると国内の生産量も,エネルギー消費も増大する.逆に環境税などエネルギー多消費型産業が成り立たなくなるほど負担を重くすれば,彼らは事業から撤退もしくは拠点を海外に…

郵政問題

今回の問題の出発点は,かんぽの宿の資産一括売却問題である.たたき売り価格での一括売却は不透明だという指摘を含む業務改善命令に対して,24日にも提出される報告書において西川社長はすべてを透明にできたかという点をこそ問うべきではないか. これは国…

今の時代でも義・誠

仕事と向き合う姿勢は,単に業務上の努力だけではなく,人間としての礼儀や仲間との協調性などの基本動作を身に着け,「義」「至誠」などの基本的な価値観を持ち,行動することで生まれると思います.明確なコアバリュー(基本的価値観)を持ち,愚直なまでに…

税金で搭乗率保証

おそらく地元にとっては,採算が合わないと分かっていても空港を持つことは一つのプレステージになっているのだろう.愚策の極みといってもよい.乗客が一定数確保できなければ,税金で「搭乗率保証」する地方自治体も出てきた.(新聞コラムより) バカだね.

さすがだ,帝人

「技術革新に基づく新事業の創出が,持続的成長のために不可欠」(帝人の大八木成男社長)という哲学にのっとり,新規事業にも参入する.具体事例が次世代型太陽電池や,明るくコントラストが高いという画質上の特性を持つ,有機EL(エレクトロルミネッセ…

前提あっての自由

私たち一人ひとりがめいめいに好きな仕事や活動を始めたらどうなるか.秩序が乱れ社会の機能がうまく働かなくなると考える人もあるだろう. 「自分が能力を全開にして本当にやってみたいことというのは,尊いではないか.100人の中でそれぞれが自分のやりた…

特許新時代

知的財産の先進的なマーケットといえば,なんと言っても米国.英語は世界共通の商売言語.しかも今,オークションなどの形で特許を売り買いするマーケットが作りあげられつつある.そのマーケットは最も開かれたものだ.(新聞記事より)

迷ったときの男気

山森さんが物事を決断する決め手は,道が二つあったら,より難しい方を選ぶこと.そこの根本にあるのは強い男気だ.(山森大輔氏のコラムより)

大人こそ夢を

大人こそ子供以上に夢を描くべきです.なぜなら,大人のほうが広い視野に基づいた創造力を持っているからです.仕事柄,社会で活躍し注目されている社会人の方々とお話をする機会が多くあります.夢について質問をすると,仕事の夢やプライベートの夢を次か…

理系センスの必要性

他人の専門領域には踏み込まないという不文律が,私たちにはあるかもしれない.欧米や中国には理系の人が多いそうだ.その彼らが,コミュニケーションの重要性を知ってトレーニングするから,産業に力が宿る.(竹内薫氏コラムより)