やっぱり義が根底に

現在,グローバル企業に求められている社会的責任の概念が,すでに250年以上も前から日本には存在していました.近江商人の「三方よし」の理念です.「三方よし」の精神は,日本全国を市場として,広域に活動した近江商人によって広められ,「売買当事者だけにとって好都合な取引のみでは満足せず,取引の背後にある第三者の眼(め),すなわち周囲や地域の人々のことも視野に入れ,気配りに徹した経営であり,社会の一員として商売を行っているという意識である」と説明しています.