異国の工場での成功

現地従業員との信頼関係を築くために,仕事の進め方や事業発展の夢を,白酒で乾杯を繰り返しながら何度も語り合った,と教えてくれた.そのおかげで,現地法人の業務や人事管理を中国人従業員に任せることができ,日本からの派遣社員もごく少数で済んでいるという.つまり中小企業は,現地にしっかりと根を張っているわけだ.そのような中小企業では,従業員とのコミュニケーションが進んでいることもあり,厳しい賃上げ要求やストライキは少なかったという.一方,現地への権限委譲が進まず,従業員管理も十分ではなく,ストライキに直面した日系企業の多くは,大企業だった.
新聞コラムより.結局はどこへ行っても社員とのコミュニケーションが大切なんでしょうね.「使ってる」なんて意識が見えた時点でNGなわけだ.