エリートとは

階級社会であれば,自分がその地位にふさわしい人間であることを目に見える形で積極的に示さなければならない.「高貴な義務」(ノブレス・オブリージュ)という観念がうまれる.一方の日本では,試験を勝ち抜いた人達が「この結果は自分の実力で手に入れたものだ」と思い込み易い.そのためノブレス・オブリージュもエリートとしての責務感もない、単なる既得権益層としてのエリート(オレが実力で得たのだから分け与える必要はない的な)を生んでいる.
chikirinさんのブログより.戦前の価値観をすべて廃棄したため,エリートをエリートとして見る,一種の敬意を持つことを止めたから,エリート側もエリートらしく振舞う必要がなくなったように思う.だってエリートは妬まれる立場とちゃうかな.