働かないアリの意義

小さな脳を持つコロニーという制約条件を前提にした場合,アリのコロニーは予測可能性が低い突然の大仕事(大きな食物が見つかる,巣が崩れて修繕するなど)に備えるために予備戦力があった方がよい.さらに一斉に働いていると疲労により一斉に動けなくなりコロニー存続のために継続しなければならない仕事が中断するリスクが高くなるために一定割合のワーカーが仕事をしていない方が合理的だというのが著者の説明だ.
shorebird氏のコラムより.そこまで考えて働いていないのか怪しいですが(笑).でも,そういう人たちのことを認める姿勢は大切ですね.「自分は一生懸命働いているのに,同僚のあいつは・・・」というのは,実は微妙な発言かと思ってる.だって,そんな同僚がいるからこそ「自分は働いているなぁ〜」と自己満足を得られるんですよね.でなければ,その当人は職場で一番出来の悪い人になるかもしれないんですから.