弟子の構え

師を教える気にさせるのは「お願いします」という弟子のまっすぐな気持ち,師を見上げる真剣なまなざしだけです.このとき,弟子の側の才能や経験などは,問題になりません.まだ何も書いてないところに,白い紙に黒々と墨のあとを残すように,どんなこともどんどん吸収するような,学ぶ側の「無垢さ」,師の教えることはなんでも吸収しますという「開放性」,それが「師をその気にさせる」ための力であり,弟子の構えです.
内田先生のコラムより.師にとってカワイイと思わせるかどうか.真摯な姿勢が大切ですね.まったく反抗しない純粋さも大切かと思いますが,熱心すぎて時には反論するくらいの方が良いのかしら?