金持ち助けず

これまでアメリカ政府は彼らに「我慢しろ」と言ってきた.まず,国際競争力のある分野に資金と人材を集中的に投入する.それが成功すれば,アメリカ経済は活性化する.消費も増える.雇用も増える.貧乏人にも「余沢に浴する」チャンスが訪れる.だから,資源を「勝てそうなやつら」に集中しろ,と.「選択と集中」である.でも,それを30年ほどやってわかったことは「選択されて,資源を集中されて,勝った諸君」は,そうやって手に入れた金を貧乏な同胞に還元して,彼らの生活レベルを向上させるためには結局使わなかった,ということである.
内田先生のコラムより.格差が広がっただけなのかもしれませんね...では,どうすれば良いのでしょう...公営企業に集中させると良いのでしょうか.