働く意義の自問

例えば,新薬の基礎研究であれば,その仕事を通して「発見」を売っている,あるいは「その病気のない社会」・「健康」を売っているととらえることができます.この宣言によって「自分は何者であるのか?(ありたいのか?)」「丸ごとの自分を使って何の価値を世に提供したいのか!?」が打ち立てられる.で,そのために,いまの自分はどんな知識・能力を新規に習得せねばならないか,補強せねばならないか,あるいはどういうキャリアチャレンジを起こした方がよいか,などの思考順序になるからです.その宣言をまっとうするために,今の仕事のやり方・方向性でいいのか,今の会社がいいのか,会社員でやっていたほうがいいのか,日本に住んでいた方がいいのか,業界を変えた方がいいのか……そんな発想がたくましく湧いてくるわけです.
村山昇氏のコラムより.自分の仕事を通じて,何を社会に貢献したいのか.何を売りたいのか.そんな自問をするのですね.その貢献を実現するために,何をすべきなのか...自分の悩みはココに近いか?