若手を関連会社で育てよう

アメリカのベンチャーキャピタルは,過去に失敗歴があったとしても,有能な人に対しては「あれだけ痛い目にあったのだから,それを教訓として,今度は成功を収めるだろう」と考え,積極的に投資を行うと言われている.一方,日本では関連会社の経営陣には,若くて,その会社の将来を賭ける可能性がある有望な若手を送り込むべきである.そして,彼らがその関連会社を大きく育てて初めて,本社の経営陣に呼び戻せばいいのだ,即ち,海外を含めた関連会社を,経営幹部登用の登龍門として位置付け,そこで,全責任を背負って最後までやり抜いた人材だけを本社の役員に抜擢するような仕組みを作れば,タフネスさは十分,育成することができるのではないか.
出口治明氏のコラムより.経営の勉強は,やっぱり実務が一番だよね!