数学の授業は微分方程式のために

数学を学ぶ理由は,微分方程式(という言葉)の読み書きができるようになるため.足し算引き算も,九九も分数も,文字式も方程式も,いろんな関数も,その微分積分も,すべては微分方程式をやるための準備.ベクトルと行列,これらを一般化した線形代数は,線形微分方程式を解くための強力なツールだし,フーリエ変換級数)、ラプラス変換はもともと微分方程式を解くために開発された手法.フーリエ級数の(復元の)一意性の問題から集合論ははじまった.多くの人は準備の途中でやめてしまうから,結局何のために数学を学ぶのか永遠に分からない.
Readingmonkey氏のコラムより.高校の物理で,ようやくこのあたりの話が見えてくるんですよね...長い道のり.