上司は人間的に偉いのではなく責任があるだけだ

上司に求められるのは「自分の方が偉い」という意識を払しょくすることだ.確かに役割上では上司という立場柄,評価をしたり育成をしたりする責任がある.しかしながら,それは人間的に上であるということではない.今,職場に求められるのは,上司の指示に対して,言われたまま忠実に従うだけの人ではない.一人ひとりが,それぞれの強みを生かして価値を出す人である.上司はその人の“強み”を最大限に発揮するということに,全力を尽くさなければならない.部下は上司が便利に使える駒ではない.多様な部下を受け入れ,多様な部下を多様なままに能力を発揮させる力が必要なのである.
吉田実氏のコラムより.