一流の人は空気を読まない

空気を読めないよりは読めたほうがいいのに違いはないが,空気を読んでばかりいては仕方がない.
空気を読んで,周りに合わせているだけでは一流にはなれない.迎合主義のスペシャリストでしかないのである.
人がやらないこと,考えもしないことをやっているから時代が切り拓けていくということである.
大切なことは技術の習得ではなく人の役に立つという考え方だということを教えて,その次には,どんなことをすれば人の役に立てるかを考えろ,と言っている.そうして行動し,自分の頭を悩ませているうちに,自然に感性が磨かれていき,いろんな能力が身についていくものである.
目的なしで何かをやろうとしていると,途中でつらい場面に出くわしたときに努力を続けるのが嫌になる.
一言でエリートを定義するならば,それは,大衆のために犠牲になる精神を持っている人間,ということになる.
トップと中間管理職の間には,全体を最適化しなければならないのか,部分を最適化すればいいのかという違いと,物事を考える際の時間軸の違いがある.