将来のためにカネを使え

新聞のコラムより.
15兆円規模の補正予算はまさにバラマキの様相を呈しているといわざるを得ない.たとえば,その中身を見るとエコカーや省エネ家電製品などの買い替え補助のためにかなりの規模の財源が手当てされている.いくら景気刺激のためとはいえ,こんな一部の人々の個人便益のみを増やすために国民の税金(国債でもいずれ税金で負担)を充当するのは,疑いもなく政府のやるべき本来的な仕事でない.同じ財源を使用するなら,個人的な救済にはなるがその恩恵が国民全体に広がる医療・介護やあるいは喫緊の課題である失業対策にあてるべきだろう.