人が減ればCO2も減る

製造業各社が魅力ある製品を開発し,国際競争力を高めれば輸出はまだ増える.そうなると国内の生産量も,エネルギー消費も増大する.逆に環境税などエネルギー多消費型産業が成り立たなくなるほど負担を重くすれば,彼らは事業から撤退もしくは拠点を海外に移すだろう.そうなれば当然我が国のエネルギー消費量は減る.二酸化炭素(CO2)削減のためにはこれも目指すところか.だが製造拠点が無くなることは我が国が成長をあきらめることとほぼ同義.雇用の場は失われ,税収も落ちる.(新聞コラムより)