集団に寄りかかるな

「所属する」という感覚は人間を安心させるものだし,一丸となって力を発揮することができるとは思います.でもそれは確かな目標があって,一人ひとりが進む方向を知っているからですね.言わばプロジェクトに参加している緊張感が必要でしょう.それは群れることとは違います.今,所属している企業や組織の価値観に首までどっぷり浸ってしまうのではなく,どこかで片足を外に出して,ニュートラルな無所属の意識を持ち続けていって欲しいと思います.そうしないと客観的な判断力がすり減っていくからです.
木村政雄氏のコラムより.何かの集団に所属することは楽だ.でも寄りかかるのではなく,個人ではできないことを集団だからこそやるぞ,という意識で存在せんとイカンのでしょうな.