器用貧乏

頭がいいから,やっている研究がちょっと難しくなると,すぐそのことに気付くわけ.で,横を見て簡単にできそうなテーマがあると,パッとそっちへ行っちゃう.器用だから准教授くらいまではスイスイ順調に行くのですが,准教授になったあたりから突然ダメになる.結局,器用貧乏でしかないんです.なんとかしてそれを乗り越えていくかは「絶対にこの研究をやりたい」という信念や,「この研究が楽しいので続けたい」というような気持ちがあるかどうか,というのは重要なんではないかと思う.
mamorukさんのブログに紹介されていた益川先生の言葉.器用貧乏.胸に刻みたい言葉ですね.でも,会社だと器用貧乏を求めてきますね.そういう人が出世するみたいな.で,不器用な人を使いこなせる能力を求められるわけです.そのあたりの切り分けというか納得が自分の中では済んでないですね.