抽象的に考えろ

育むべきは,抽象的に大本の「一(いち)」を考え,つかもうとする習慣なのだ.大本の「一」をつかんだ者は,そこから独自に10通りも100通りも具体的な行動に変換することができるようになる.これが「自律的な個」というものだ.そして,そんな個が集まれば「自律的な組織」になる.自律的な組織は,監督者がいちいち細かなことに口出しをしなくても,現場のそこかしこで勝手に素晴らしい創発を起こす.だから,経営者や監督者が,従業員や部下に促すべきは,「もっと抽象的に考えろ」なのだ.
村山昇氏のコラムより.なかなか奥深い言葉ですよね.ToDoの選択は,とかく「儲かるか否か」です.しかし,それはそれで確かなのですが,最善ではなさそうです.そんなことを言うと「経営じゃない」と言われそうですがね.でも,「次のActionを起こすために必要な利益をもらう」という考え方なら問題ないのでしょう.