政治家こそ国家百年の計

政治家・官僚にはそれぞれ役割分担があると思います.国家百年の計という「大きな話」をするのが政治家の仕事.机上の空論でもいいからあるべき国家像を語るのが政治家の本来の仕事だと思います.官僚はいたずらに天下国家を論じるべきではない.どういう国にしたいのかについての国民的合意ができたことについて,それを効率的に物質化してゆく.それが官僚の仕事でしょう.政治家には,多少青臭くても理想論を語り続ける,骨の太さが必要だし,官僚には,その夢に冷水を浴びせて,クールダウンさせつつ,できることから順番に実現してゆく職人的なリアリズムが必要だと思います.
内田先生のコラムより.なるほど.そういう政治家が少ないね.目先の利益ばかりに目が行っているような...