創意工夫と挑戦を妨げる制度

「組織の活性度が低下した」「人が育ってこない」という結果は,ここ十数年,多くの企業で進められた規制・管理強化に関する諸施策の副作用・反作用である.コンプライアンスの実践を目的に行われたルールとその運用の厳格化・効率化を目的に行われた業務の定型化は,確かにリスクのコントロールとコスト削減には貢献したが,組織には息苦しさや閉塞感を漂わせ,仕事では創意工夫や挑戦といった積極的な取り組みへの意欲を奪っていった.
川口雅裕氏のコラムより.「これだけやっとけ」「他のことはするな」.そんな指示を受けてたら,そりゃ受身になりますわな.