コア・コンピタンスという軸がふらついていないか?

必要なのは、「自分たちは何屋か」「どこに強みがあるのか」という自社のレゾンデートル(存在理由)やコア・コンピタンス(中核的な力)を再確認することである.その意思決定をしてこそ,技術革新や産業構造の変化に対する「So What?」が意味をなすのだ.時代の変化を敏感に察知することは大切だが,軸がふらついたまま5年後を考えても戦略は定まらない.ビジネスのネタを探す前に,まず自社のレゾンデートルやコア・コンピタンスを見つめ直すべきだろう.
内田和成先生のコラムより.