新しいニーズをぶつけて市場を創る

成功する新規事業は逆のアプローチを取る.これをやりたいという思い,これなら売れるはずだという仮説やプロトタイプが先にあって,「これをやりたいが,本当にそこに市場はあるのか.競合はどうか」という裏付けを求める形で分析を依頼される.このほうが無駄がなく効率的で,もし仮説が間違っていても修正が速い.このアプローチの根底にあるのは「マーケットはあるものではなく,自らつくるもの」という発想だ.つまりこちらから新しいニーズをぶつけることで,市場を創出するのである.
内田和成先生のコラムより.