中庸の精神〜「自分さえ良ければ良い」に真理はない

中国ではアリストテレスより250年も前に『四書五経』が書かれている.四書の一つに「中庸」があるが,中身はアリストテレスの言う中庸の精神と同じである.「俺が,俺が」という考えに支配され,自分さえよければ,ほかのものなどどうなろうとかまわない.そんな極端な思考の中に真理はない.
宇野郁夫氏のコラムより.