労働時間の長さは地位や報酬に見合ったものか,合理的に見直そう

アメリカや中国でも,ものすごく長時間働いている人たちはいるが,彼らは同時に猛烈に稼いでいる.サービス残業なんていうカネにもならない長時間労働をやっているのは日本人しかない.アメリカ人や中国人には理解不可能だろう.
私は,企業の経営者にも労働者にも「いましていることの目的は何か?」「カネを稼ぐための最適な手段はなにか?」と問う合理性が不足していることが,いまの日本経済の苦境の根本的な原因だと思えてならない.日本人たちよ,もっと合理的になろう.自分たちがなぜここにいるのか反省してみよう.そもそも何のために働いているのか?自分の労働時間の長さは地位や報酬に見合ったものなのか?一生懸命頑張った成果は本当に自分や家族に戻ってくるのか?本当は,自分や家族の幸福が目的で,そのための手段として働いているんじゃないの?合法的で道義的なものであれば,カネを稼ぐ手段はなんでもいいんじゃないの?もっと普通で当たり前なことをしようよ.そうすれば市場経済が私たちを豊かにする手伝いをしてくれるだろう.
elm200氏のコラムより.