置かれた場所で、安心して暴れなさい - 異動の心得

「自分の能力は、他人が一番知っている」──。私はつねにこの考えで自らのキャリアを積んできました。頼まれたときに「できません」と言ってしまったら、そこで終わり。それより、あるかもしれない未来の可能性につなぐことのほうが、よっぽど大切。「オレにはこの仕事は向かないのに……」と思っているのは、当の本人だけで、まわりからの評価は高いといったことが、かなりの確率で起きたのです。職場のためにも、自分のためにも、新しいことを頼まれたら、まずは引き受け、やってみるのがおすすめです。会社は、最初から失敗すると思っている人を、そのポストに就かせることはありません。ですから、安心して、置かれた場所で暴れてください。

福地茂雄氏のコラムより.