停滞したら「休む」に限る

停滞したら「休む」に限る。これが鉄則なのだろう。無為を説いた老子も天下を取るには、とにかく何もしないことだ、あるがままにまかせることだと言っている。人というのは、とかく知恵が回り、欲があるから、なにかとやりたがる。それがストレスになり、かえってやる気がなくなり、停滞期に入ってしまうというわけだ。彼に対して先輩が「休め」と言ったことは、非常に素晴らしいアドバイスだったのだ。「明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイによる福音書)イエスの言葉で最も有名な言葉の一つだ。明日のことまで思い悩むなという姿勢がサラリーマンには重要だ。

江上剛氏のコラムより.