ワークなんて人生の上ではどうでもいいことだから開き直れ

ライフに比べれば、全時間の2~3割を占めるに過ぎないワークは、実は人生の上では、極論すると、どうでもいい、とるに足らないことだ、と見ることも十分可能なのだ。逆に言えば、ワークは、どうでもいいことだからこそ、「思い切って正しいと信じることをやればいい」「上司や他人の目を気にする必要などどこにもない」「相性が悪ければどんどんチェンジ、もしくはスピンアウトすればいい」等といった、いい意味での「開き直り」も、また、可能になるのではないだろうか。まじめに仕事で悩んで病気になる人は、ひょっとしたら「ワークが人生のほとんどすべてである」といった(実は現実とはほど遠い)思い違い(錯覚)をしているのではないだろうか。

出口治明氏のコラムより.