自分で道を切り開くしかない

技術は、どんなに最先端でも寿命があるのだ。では最初から、そういうことを社員に教え込んでおけばいい。そして寿命を伸ばしたいなら自分で道を切り開くか、その技術しか習得できないなら、それで活きて行く道を考えろと言っておくべきなのだ。ブラック企業もそうだ。店長にしかしないなら、この程度の仕事でいいと明示しておけばいい。本社のエリートになりたいならこの程度まで頑張れということだ。誰にも彼にも24時間働けというのはおかしいだろう。どういうキャリアを歩みたいのか、きちんと説明したらいいのだ。ところがだれでもエリートになれるかのごとく幻想を与えて、過重労働を強いるのは、詐欺みたいなものだろう。

江上剛氏のコラムより.