集団内の弱者を支援する集団が,実は強い

リーダーとイエスマンと斬り込み隊長だけで「効率的な」組織を作ろうとしている経営者がマジョリティである.もっとも集団のパフォーマンスを高めるのは「若く非力な」成員を全員で「支援し,育て,未来に繋ぐ」という仕組みをビルトインさせたシステムであるという「当たり前」のことをビジネスマンたちは忘れている.自分のスキルや知識を彼のうちに「遺贈」することによって,おのれのエクスペンダブルな人生の意味が語り継がれることを彼らが夢見ているからである.共同体に蓄積された資産を「次世代への贈り物」であると考えることのできない集団は短期的に崩壊する.
内田先生のブログより.次世代への引継ぎを意識しないとダメということでしょうか? 集団内の弱者を救うことが,どう繋がるのか,自分にはもう一つ実感として湧かない.