宇沢弘文先生の「社会的共通資本」論によれば，「共同体の存立に必要不可欠のもの」は社会的共通資本と呼ばれ，専門家による専門的な管理運営にゆだねるべきものであって，そこに政治と市場は関与してはならない．社会的共通資本としての学校の目的はただ一つである．それは「集団を支える成熟したメンバーを再生産する」こと，要するに「大人を作り出す」ことである．「公民」というのは「公共の福利を自己利益よりも優先的に配慮する人間」のことである．
内田先生のコラムより．学校というのは，集団生活による教育なんですね．自己利益のためだけなら，塾でやれば良い．クラブ活動がある学校は，違いますよね．
