ジョブディスクリプションを明確に

欧米でもエリート層になると無限定性が強くなり、残業もいとわず働きます。しかし一般的な働き手は仕事の内容が明確に決まっていて、定時になれば帰りますし、家族との関係があるので、もともと転勤は想定されていません。何より職務が限定されていないため「何でも屋」になってしまい自分の専門性を打ち出せず、将来的なキャリアのイメージをなかなか持てません。そのために転職が難しくなる。外部労働市場も発達しないため、個人の職務能力を評価するシステムをつくろうとしてもできなくなっています。

鶴光太郎氏のコラムより.