地域の雇用を守る自負

中小企業のある社長は、「従業員は一人一人個性がある。不要な人は一人もいない。社員が何色に光るのかを見つけ出して、それぞれに輝く場を提供してあげることが経営者の役割だ」と力説していました。人は一人一人違うという認識を持っていれば、自ずとサーバントリーダーになるはずですが、日本ではまだ少数派かもしれません。中小企業の社長は「地域の雇用を守るのは自分たちだ」という意識が強く、そう簡単に社員のクビを切りません。だから人を入れ替えるのではなく、いまいる人たちの力を引き出すことで会社を成長させようという発想を持っています。

松田悠介氏・藤沢久美氏のコラムより.