いきなり放置されても結果が出せる人

“ナイスな会社”には“ナイスな人”が集まっているんだよね。その結果、社員を自由にさせることができる。そういう自由を活かせる人間はセルフマネジメントができていて、命令されなくても自ら仕事をつくることができる。逆に言えば、こういう自由な組織のなかでは、セルフマネジメントができる人しか生きていけない。誰かに「これをやっておけよ」と言われないとコミットできない人は向いていない。昔は学歴が高い人がエリートだったんだけど、現代の自由な会社におけるエリートというのは、自分で物事を興せる人だったり、自分で動ける人だったり、何も教えられずにいきなり放置されても結果が出せる人なんだよね。「目標がない」の裏返しに彼らが言いたいのは、社員全員の根底に「最高の仕事をやろう」という暗黙の了解があるということ。

本田直之氏と南壮一郎氏のコラムより.