能力や才能を誉め感謝しながら使うという気持ちを忘れないこと

だから、部下をもったら、できないところには目をつぶり、彼は何ができるかを探すのです。「ないものを数えず、あるものを数えよ」、私たち信仰者はこういいます。そして、できることをやってもらうのです。部下に何か命じるときは、ただ「これをやれ」というだけではなく、その能力や才能をほめ、感謝しながら使うという気持ちを忘れないこと。とくに感謝というのは人間関係の基本だと私は思っています。これが失われるとそこかしこから不満が噴出して、物事は絶対にいい方向には進みません。

曽野綾子氏のコラムより.