入社すると「会社に評価される」立場になることを理解しているか?

新入社員が期待通りに成長しない、育てることができない根本的な理由は何なのでしょうか。それは、新入社員が持ちやすい「大きな勘違い」が根本の原因である場合がほとんどです。そして、入社後の経営者や管理者の言動により、その勘違いが促進されてしまっているのです。それは「会社に入社してからも、自分は会社を評価できる立場にある」という勘違いです。入社し、社員になった瞬間に「会社を評価する」立場から、「会社に評価される」立場に変化します。このことを理解できないと新入社員は成長することができません。

会社は市場からの評価を受け、その市場が認めた有益性に対する対価として収益を得ます。そして、社員は会社からの評価を受け、その会社が認めた有益性に対する対価に給与を得ます。評価を獲得する順番は、会社は市場から、そして、社員は会社からという流れでしかないのです。

安藤広大氏のコラムより.